スーパーのバイトの面接を受けて見事合格して、青果部門に配属されたけど仕事はきついのかなあ?と不安に思っているあなた。
またスーパーのバイトを始めようかと考え始めたばかりのあなた。
心配はいりませんよ。
今回はスーパーの青果部門のバイトの仕事内容を明らかにしてみましょう。
どのくらいきつい仕事なのか?気になりますよね。
野菜や果物が陳列されている青果コーナーは、スーパーに入ると真っ先に目につく場所です。
まさに青果部門は「スーパーの顔」ともいうべき最重要部門といっても過言ではないでしょう。
なので他の部門と比べてきついのか?というとそんなことはありません。
スーパーのバックヤードでは、どんな仕事をしてるのか見えないので、バイト初心者のあなたは不安になっても無理はないのですが、青果部門の仕事内容はいたってシンプルです。
しかし奥が深い面白い仕事だと思います。
私も実は大学スーパーのバイトをやってました。いろんな部門を経験しましたが、青果部門の品出しがスタートでした。
青果部門のバイトは、確かにきついところがないわけではありませんし、メリット・デメリットがあります。
しかし私自身はスーパーのバイトで学んだことが非常に多く、とりわけ青果部門のバイトを通して役立つことがたくさんあったと、社会人になった今でも思っています。
この記事ではスーパーで大学時代3年間アルバイトを続けた私が、スーパーの青果部門のバイトの仕事内容を具体的に説明し、メリット・デメリットなどスーパー青果部門のバイトの実態を明らかにしてみたいと思います。
青果部門の具体的な仕事内容
スーパーの青果部門の仕事の大まかな流れを開店時から順番に説明いたします。
出勤後、どの作業から始めるかはバイトのシフト時間等により異なると思います。しかし流れを理解しておくと作業に応用が利きますのでぜひ理解しておきましょ会う。
品出し→売り場チェック→品出し を繰り返す
開店前には前の日にバックヤードに下げて冷蔵庫に入れていた商品をチェックして傷んだり、鮮度が落ちてないかを確認したうえで売り場に陳列します。
傷んでいるものは廃棄します。
それと前の日に仕込みとしてラップしたものや袋詰めしたものも売り場に陳列します。
それと並行して午前中はあたらしい商品がどんどん入荷してきます。
スーパーの青果部門の入荷はほとんどのものが午前中です。
入荷した商品は検品を行い間違いがなければ、それらも売り場に陳列していきます。
ですので午前中はとにかく品出しがメインになります。
青果部門の品出しは「品揃えが豊富」という印象をお客さんに持っていただく必要があります。
売り場がガラガラの状態は最悪です。
陳列棚の底が見えないようにびっしりと陳列しましょう。
山積みにするくらいでちょうどでいいと思います。
売り場を充実させたあとは、売り場の状態を随時チェックしましょう。
開店前からは品出しがメインになりますが、開店後は商品が売れだします。
特に「広告の品」や「特売品」などの目玉商品はあっという間になくなることがあります。
とにかくビジネスチャンスを逃すことがないよう売り場の状態を常に把握し、スキマがあれば商品を補充するために品出しをしましょう。
行ったり来たりの頻度を減らすために売り場チェックの際は手帳などをもって何と何が減っているかをメモしながら見回ると効率がいいですね。
仕込み作業(カット・ラップ・袋詰め)
スーパーの青果部門の仕事には「仕込み作業」があります。
入荷時に段ボールの中に入っていたままの姿で売り場に陳列する場合と、カット・ラップ・袋詰めなどの加工を施した後で売り場に出す場合があります。
なすびやキュウリなどの野菜は3本とか5本の袋詰めで売り場に出すことが多いです。
キャベツや白菜、大根やカボチャなどは1/2とか1/4にカットしてラップをかけて売り場に出します。
きぬさややニンニク、えんどう豆まど小さくてバラバラするものはトレイに載せた後ラップをかけます。
店により多少は商品ごとの仕込みの加工方法は異なりますが、どこの店でも仕込み作業は必要となります。
仕込み作業は次のシフトの作業をアシストする意味合いも強いです。
仕込みをするべき野菜や果物が何にも作業されず、いつもそのまま放置されていると、「○○君はいつも仕込みをしてくれない」なんてパートのおばちゃんたちに言われるハメになります。
他の作業の合間に時間を作ってマメに仕込み作業をするようにしましょう。
前進陳列
時間とともに青果部門の売り場は荒れてきます。
商品が少なくなれば補充をする必要がありますが、補充すべきものがない場合や、ただ売り場が乱雑になっている場合は商品を陳列棚に対してできる限り前詰めに整列させます。
これを「前進陳列」といいます。前進陳列を行う際の注意点として、賞味期限の日付が近いものから前に陳列させることが重要です。
これを「先入先出し」といいます。ただしこの辺りはお客さんも心得ていて、なるべく奥の日付の遠い物を取ろうとする人も多いです。なので定期的にこの前進陳列を繰り返す必要があります。
前進陳列がしっかりできていると品揃え感が増して、青果の鮮度も高いように感じます。売り場の充実度がガラッと変わりますので必ず時間を見つけて実施しましょう。
売り場づくり
スーパーで扱う生鮮食品は、季節によって売れ筋商品が変化します。
青果も例外ではなく夏はキュウリやトマト、なす、トウモロコシなどが旬で、カラフルなものが中心です。
冬は白菜、ネギ、水菜、ミツバ、大根、レンコン、里芋といった鍋や煮物のための野菜が中心となります。
青果部門のバイトは旬に合わせて売り場を作る必要があります。
夏野菜のカラフルな色調を強調させたり、冬はお鍋コーナーを作ったり・・・・。
構想は正社員が立てることが多いと思いますが、構想に沿って実際のレイアウトや陳列作業はバイトがやることになるため、各人のセンスによって出来上がりは大きく差がでます。
誰が見ても美しい食欲をそそる売り場を作りあげることが1つのやりがいになるでしょう。
見切り
生鮮食品は鮮度が命です。
スーパーの品出しバイトは、賞味期限や外観状態から売り場の商品をそのまま陳列すべきかどうか常に観察しなければいけません。
賞味期限がまだ先であったとしても商品の状態が良くない場合には、売り場から引き上げて廃棄したり、値段を下げて再度陳列するなどの処置が必要です。
これを「見切り」といいます。また賞味期限や外観状態に限らず一向に売れない場合も見切りはひつようです。
全く売れないのに同じ値段で陳列し続けても鮮度が落ちていく一方です。
この場合は正社員の判断が必要と思いますので、売り場を見て見切りが必要だと感じたらすぐに報告するようにしましょう。
掃除
青果部門に限らず、スーパーのバイトは掃除が必要です。特に閉店時には「出勤時より綺麗にする」ことを意識して掃除をしましょう。
スーパーのバイトは大体シフトが組まれており、パートのおばさん達は圧倒的に朝の出勤が多いです。
閉店時にあなたがしっかり掃除ができてないと「また〇〇君掃除してないわ」と次の朝に正社員に言われてしまうでしょう。
パートのおばさん達はスーパーでバイトをする上では正社員以上に無視できない存在です。
青果部門のバイトは「仕込み」と「掃除」が次のシフトへの引き継ぎみたいなものです。
この2つは特にきっちりやるべきでしょう。
掃除の具体的な内容は、まずカットや手直しをした野菜や果物の切れ端が作業場に散乱してるものを綺麗にすることです。
それからまな板や包丁などの器具や備品を洗って綺麗にします。
また入荷した野菜の段ボールを種類毎に分けて、整理して積み上げます。
この際新しいものは下に古いものを上に積み上げることを忘れないようにしましょう。
この作業は青果部門の1番の力仕事になります。
特に玉ねぎ、キャベツ、ジャガイモ、かぼちゃなどが入った段ボールの積み下ろしは、力のない人には多少きついかもしれません。
スーパー青果バイトのメリット
野菜や果物の名前を覚えられる
青果部門の商品には「旬」があります。
季節によってさまざまな野菜や果物が入荷します。
当時大学生であったわたしは「夏はスイカだ」くらいの認識しかありませんでした。
しかし青果部門のバイトをして、いろんな野菜や果物の存在や名前を知ることができました。
またパートのおばさん達からどんな季節のどんな時に食べるのか、どんな調理をするのかなども教えてもらい、お客さんに聞かれてもある程度は答えることができるレベルになりました。
リンゴひとつとってもいろんな種類があります。
キングスター、フジ、むつ、王林、ジョナゴールド、つがる・・・・・・
それぞれ味や歯応えが全然違います。
このように野菜や果物の知識を自然と得ることが青果バイトの一つのメリットと言えるでしょう。
青果のバイトは匂いもつかず汚れない
鮮魚部門のバイトで1番のデメリットは魚を扱うため、はらわたが飛び散り、匂いも強烈です。
洗濯しても完全には取れません。
また鮮魚部門のバイトは水仕事が多く手荒れがひどい人には辛い仕事です。
デリカ・日配の仕事は総菜づくりや揚げ物などをずっと行いますので油まみれになり、特に靴がすぐに真っ黒になります。
その点青果部門のバイトは他の部門に比べて汚れにくいといえます。
青果部門のバイトは野菜のカットやラップ作業がありますが、多少野菜についた土が付く程度です。
はらわたが飛び散ることもなければ、油まみれになることもありません。
これは他の部門のバイトに比べてのメリットです。
青果バイトが接客をすることは少ない。
品出しや売り場確認をしていると、お客さんに商品の場所を尋ねられることがあります。
その際は笑顔で丁寧に教えてあげるか、お客さんをその商品の場所まで連れていってあげましょう。
そんなに巨大スーパーでもない限りものの数分もかからないでしょう。
しかし青果バイトの接客はその程度です。
クレーム対応や値段交渉などをバイトがやることはまずありません。
最低限商品の場所をお客さんに教えてあげるくらいの接客ができれば十分です。
スーパーの青果バイトは接客が苦手な人や、人と話すのがちょっと苦手だなって人でも十分やっていけるバイトです。
スーパー青果バイトのきついポイント
青果の品出しや積み下ろしは力仕事
青果部門をはじめ、スーパーの品出しバイトの仕事内容で特に重要なのは、とにかくマメに売り場に商品を陳列するということです。
そのためには、バックヤードの商品を何度も台車に積み下ろししなくてはなりません。
またバックヤードの掃除や整理を行う際も荷物の積み下ろしが必要です。
荷物の重さは、他の部門のバイトに比べると重量的には1番重たい力仕事になります。
なぜなら野菜や果物は段ボールで入荷されることが多く数kgはあります。
最大で10kgぐらいの物はあるとおもいます。
ですので青果部門の品出しバイトは力のある大学生の男子が採用されやすい傾向があります。
しかし、これはあくまでもスーパーの他の部門との比較です。
わたしも何度も経験しましたが、他の業種の力仕事のバイト、例えば引っ越しバイトや工事現場の作業などに比べれば全然軽い物です。
普通の男子大学生ならば体力的に過酷な仕事とはいえないレベルでしょう。
冬の作業場は寒い
野菜や果物は温度の高い場所では傷みが早くなるため、出来るだけ涼しい環境に保存しておくべきです。
そのため作業場には冷蔵庫が完備されていますし、夏は冷房で温度管理されますので作業場では快適に仕事ができると思います。
しかし逆に冬は寒くても暖気による劣化を恐れて、殆どのスーパーは青果のバックヤードは暖房をつけないことが多いでしょう。
なので冬は作業場でのラップや袋詰の仕込みをするときは寒いかもしれません。
作業場では上着を着てもいいところが多いと思います。
冷え性の人は注意が必要ですね。
冬場は下のようなインナーを着用した方が良いと思います。
身だしなみは清潔感が求められる
青果部門に限らずスーパーのバイトの服装で重要なことは清潔感があることです。
なぜならスーパーは食に直結した生鮮食品を販売しているので、清潔感のない身だしなみは論外です。
男子の寝グセのついた髪や無精ひげ、女子の必要以上の濃いメークや長い爪はお客さんにどのようなイメージを与えるでしょうか?
鮮度や管理状態に不安を与える服装や身だしなみは間違いなくNGです。
制服やエプロンはこまめに洗濯して汚れのない状態をキープする必要があります。
ピアスやネイルなど混入の恐れのあるものも生鮮食品部門では慎むべきでしょう。
スーパーでは服装や身だしなみに関するルールはだのバイトに比べてきついと感じるポイントとなるかもしれません。
まとめ
この記事の内容のまとめとしては以下の通りです。
- 仕事内容は基本は売り場を作り、品出しをして売り場を充実させること。
- 売り場を常に確認して売り場が荒れてきたら前進陳列を行い、商品が減ってきたら補充をする。
- 掃除は次のシフトのメンバーが気持ちよく仕事できるように手を抜かない。
- 手を抜くとあなたの信用が落ちます。
- 青果バイトのメリットは野菜や果物の名前が覚えられ、他の部門のバイトより匂いや汚れに悩むことが少なく、接客することも少ないこと。
- 逆に青果バイトのきついこととしては、野菜や果物の段ボールは重く、積み下ろしは力仕事であること、冬の作業場は寒いこと
これまで見てきたように、スーパーの青果バイトはきついポイントは確かにありますが、バイト初心者にとって安心して始められる比較的いいバイトだと思います。
仕事内容はシンプルですが、売り上げアップのための売り場作りや、人間関係を円滑に保つための工夫など、社会に入れば必ず身につけるべきエッセンスが豊富に詰まったバイトだとおもいます。
スーパーの品出しバイトで学べることについてはこちらの記事も参考にしてください。
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今すぐお金が必要な方には助かりますね。
機会があればぜひスーパーの青果バイトにトライしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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