中国ではカップ麺の中に必ずフォークが入っているのはなぜか?を徹底解説

中国

世界中の人から愛されているカップ麺。私は中国への海外出張時にはカップ麺が、欠かせないアイテムとなってます。

日本でも数多くのカップ麺が販売されていますが、日本のカップ麺と、中国や東南アジアのカップ麺には明確な違いがあるのです。

それは、カップ麺のフタを開けるとすぐにわかることなんですが。。。。。

中国や東南アジアのカップ麺には、なんとプラスチックのフォークが入っているのです。

それは、いずれも麺とフタの間の空間にちょこんとおさまる小さいサイズのフォークです。

中国のカップ麺はなぜフォークが入ってるか

ではなぜ日本のカップ面には入っていないフォークが、中国や東南アジアの大部分のカップ麺には入っているのでしょうか?

考えられる理由は大きくは以下の二つです。

(1)中国や東南アジアではその場で食べる人が多い

中国では、店でカップ麺を買ったあと、その場でお湯を入れてもらって、買った付近ですぐに食べる人が多いということが挙げられます。

列車内でも給湯サービスがあるので、そこでお湯をそそいで食べるというシチュエーションも多いようです。

とにかくどこでもすぐに食られるようにメーカーがフォークを提供しているものと思われます。

(2)地域の好みに合わせてメーカーが決定する

中国や東南アジアのカップ麺にフォークが付いているもう一つの理由は、フォークを使う習慣の度合いによるものです。

これらの地域では、長い麺を食べる際にフォークが使われることが多く、箸よりも麺を食べるのに適していると感じる人が多いため、カップ麺メーカーの判断で、フォークを提供している可能性があります。

なぜ日本のカップ麺にはフォークが入ってないのか?

それではなぜ日本のカップ麺にはフォークがはいってないのでしょうか?その理由を考えてみたいと思います。

カップ麺を外でたべることも、カップ麺の自販機も日本に根付くことはなかった

私が小さい頃、カップヌードルが発売された当初は、歩行者天国で歩きながら食べるのが流行ったそうです。

それでも現在日本では、カップの中にはフォークははいってません。

さらにカップヌードルのお湯の出る自販機があった頃は、箸ではなく透明のプラスチックのフォークが自動販売機に備え付けられていた記憶があります。

しかしお湯の出るカップヌードルの自動販売機も今では見ることはほとんどなくなりましたね。

少なくなった理由は、はっきりはわかりませんが、要因として以下の点が考えられます。

  • カップヌードル以外のカップ麺が増えてきた。
  • 自動販売機でのラーメン以外の飲食の選択肢もふえた。
  • いたるところにコンビニエンスストアができた。
  • 外食産業やデリバリーサービスが普及し、自宅や外で手軽に食事できるようになった。

以上のような要因が組み合わさって、お湯の出るカップヌードルの自動販売機が少なくなり、結果として外でカップ麺をフォークで食べる習慣は、日本では根付くことはなかったようです。

カップ麺をフォークで食べる日本人がそもそも少数派

ところで、いまカップ麺をフォークで食べる日本人はどれくらいいるでしょうか?

はっきりとした統計があるわけではないですが、おそらくカップ麺をフォークで食べる日本人はあまり多くはありません。

カップ麺を購入する際には、スーパーやコンビニなどで、ほぼ100%の確率でわり箸を無料でもらえるため、割り箸を使用することが一般的ではないでしょうか?

また割り箸は、すべらず麺をつかめるし、スープを飲む際にも不便はありません。

個人の好みによってはフォークやスプーンを使ってカップ麺を食べる人もおられるとは思いますが、現在では箸を使ってカップ麺を食べることが日本では一般的で、フォークを使用する人は少数派と言えるでしょう。

まとめ

中国や東南アジアのカップ麺にフォークが入っているのは、以下の理由が考えられます。

  • 買ったその場で、お湯を入れてもらって、その付近ですぐに食べる人が多いということや、列車内でもお湯をそそいて食べる人が多いことに対応するため。
  • 中国や東南アジアでは麺を食べる際にフォークが使われることが多く、箸よりも使いやすいと感じる人が多いため、この地域のカップ麺には、メーカーがフォークを提供している可能性が高い。

日本のカップ麺にフォークが入っていないのは、以下の理由が考えられます。

  • 日本ではカップ麺以外の飲食の選択肢が豊富で、いたるところに存在するコンビニでは箸が無料でもらえ、外食産業やデリバリーサービスも充実しているため、自宅や外で手軽に食事できるので、あえてカップ麺にフォークを入れる必要がない。
  • 日本ではそもそも多くの人々が箸を使って食事を摂る習慣があり、カップ麺にフォークを使用しない人が多数派である。

以上は私の主観も多分に含んだ考えであることをご了承下さい。

中国ではカップ麺の中に必ずフォークが入っているのはなぜか?ご理解いただけたでしょうか?

しかし文化や習慣によって国ごとに異なる食事文化が存在することを考慮すると、このような違いがあっても不思議ではないですね。

今後も中国のカップ麺を頻繁に召し上がる機会のある出張者や駐在者の方は、更に中国の習慣や文化に精通していただきたいです。

それにはある程度の語学力も必要となります。企業の出張者、駐在者の方で中国語のスキルを伸ばしたいかたはこちらの記事をご参照下さい‼️

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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